レコード会社の許諾を受けた音源のダウンロード機能を搭載した
放送局向け音源サーバシステム「サウンドボックス」の提供を開始
〜FM NACK5が採用を決定し、番組でのテスト運用を開始 〜
株式会社デジタル・ラボラトリー
株式会社FM NACK5
株式会社デジタル・ラボラトリー(本社:東京都港区、代表取締役:神林 一夫、以下 デジラボ)は、レコード会社から許諾を受けた音源を放送利用するための機能を追加した、音源サーバシステム「ミュージック・ラテ サウンドボックス(以下、サウンドボックス)」の提供を開始したことを発表します。
サウンドボックスは、放送局の音楽利用を支援するシステム「ミュージック・ラテ」ブランドの製品の1つで、CD・レコード音源を局内のサーバに登録(一次固定)し、放送に利用できる音源サーバシステムです。許諾を受けた音源は、「ミュージック・ラテ音源(以下、ML音源)」としてデジラボが保管、サウンドボックスの契約放送局は、自社保有の音源と同様に検索や試聴ができ、ダウンロード機能を利用してML音源を取得し放送に利用することができます。
【ML音源をダウンロードし放送利用する「サウンドボックス」導入イメージ】
またML音源ダウンロード機能を含めたサウンドボックスの新機能に関し、 株式会社FM NACK5(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:片岡 尚)とデジラボは、2017年秋より放送現場での利用方法に関する情報交換やユーザビリティ検証、共同開発を進めており、FM NACK5はサウンドボックスの採用を決定し、9月末から放送番組内でのテスト運用ののち全番組への本格利用を開始します。
デジラボは、サウンドボックスを放送局の資産である「レコード室で保管したCD・レコード」 と 「今後増え続ける新しい音楽」の有効活用を支援する製品と位置づけ、また著作権報告システム「ミュージック・ラテ ライツレポート(以下、ライツレポート)」と連携させ、楽曲の検索から放送への利用、そして放送後の著作権報告まで行える一貫したシステムとして展開します。
FM NACK5は、ML音源ダウンロード機能を搭載したサウンドボックスを採用することにより、今後増え続ける新しい音源や自社保有のCD・レコードをサーバに蓄積し、社内の音源管理や制作現場での音源の選択の簡略化、番組内容登録の省力化、CD保管の省スペース化を進めます。
ミュージック・ラテについて
放送局の音楽利用を支援する以下のシステムで構成しています。
・音源サーバシステム「サウンドボックス」
・著作権報告システム「ライツレポート」
(オプション)フィンガープリント解析「ソングメーター」
音源サーバシステム「サウンドボックス」について
提供開始日: 2018年10月1日(月)
紹介URL : http://www.digilab.co.jp/musiclatte/server.html
機能概要 :
- ML音源ダウンロード
デジラボのマスターサーバにあるML音源をダウンロードする機能です。ML音源は、デジラボが許諾を受けたレコード会社の新譜音源で、デジラボのマスターサーバに保管しています。契約放送局は検索結果からこのML音源をWAVファイルでダウンロードし、放送に利用できます。
ML音源ダウンロードが可能なレコード会社名(2018年9月末時点、順次拡大予定)
・エイベックス・エンタテインメント株式会社
・株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
・キングレコード株式会社
・株式会社ポニーキャニオン
- 電子キューシート
番組表を使用しての番組利用楽曲管理、番組進行表の作成と編集ができる機能です。営放システムからの番組表取込も可能です。編成枠とOA実績の両データを取り込むハイブリットな番組表機能を搭載しています。また、ライツレポートと連携し著作権報告時の利用楽曲入力の作業を簡略化します。キューシートからのNowOnAir送信をサポートしています。
- 大量に保管されているCD・レコードの中から目的の楽曲へ簡単にたどり着ける検索パターン6種(フリーワード、人名、曲名、組合せ、お気に入り、発売CD検索)
- デジラボが保管するML音源も検索対象
- 楽曲ごとのJASRAC、NexToneの著作権管理状況(支分権状況)の表示をサポート
- 800万曲のCDメタデータを使ったライブラリへの楽曲情報の取込
- 貸出、返却対応
- 局内にサーバを設置、放送局が保有するCD、レコードは専用アプリによる素早いデータ化が可能(リッピング音源の保存は44.1kHz、ダウンロードは44.1kHzまたは48kHzのWAVファイル)
- 検索画面でのフル尺の音源試聴、音源ダウンロード
- 利用者のダウンロードログは全て記録
- ヒビノBE-200TIIとの連携
検索トップ画面
フリーワード検索結果画面
アルバム詳細画面
楽曲詳細画面
電子キューシート画面
番組表画面
- サーバ関連
CPU:Xeon
メモリ:16GB以上
HDD:OS領域 300GB(RAID1)
データ領域 30TB(約60万曲/@50MB換算を想定)
※冗長化構成、要インターネット接続、要リモートメンテナンス経路 - クライアント関連
CPU:Core i3以上
メモリ:4GB以上
OS:Windows10以上
ブラウザ:Microsoft Internet Explorer11 以上、Mozilla Firefox(最新版)、Google Chrome(最新版)
局内のネットワーク及びシステム環境、データ保存量により個別見積をいたします。
(参考)
Inter BEE 2018出展について
「サウンドボックス」「ライツレポート」を展示、デモンストレーションいたします。
Inter BEE online : http://www.inter-bee.com/ja/
著作権報告システム ライツレポートについて
- JASRAC、NexTone、日本レコード協会への報告用ファイルの生成
- レコード番号やトラック番号を元にした曲名の引きあてをサポート
- 営業放送支援システム(営放システム)との連動による番組表取り込み
- 番組に紐づいた楽曲のダウンロード履歴、オンエアログを活用可能
- 利用楽曲を自動解析するフィンガープリント解析にも対応
社 名 :株式会社デジタル・ラボラトリー
代表者 :代表取締役社長 神林 一夫
所在地 :東京都港区赤坂6-10-4
設 立 :1976年3月
事業内容:デジタル放送用コンテンツ制作やウェブサーバ・データベース・課金システム・
ネットワーク環境の構築・各種データエンコード等、ソフトウエア事業分野に幅広く対応
代表者 :代表取締役社長 片岡 尚
所在地 :埼玉県さいたま市大宮区錦町682-2 JACK大宮
設 立 :1988年3月
開 局 :1988年10月31日
事業内容:放送法に基づく超短波放送事業、放送エリアは、埼玉県の全域・東京都・神奈川県
千葉県・群馬県・栃木県・茨城県の一部
株式会社デジタル・ラボラトリー(担当:加部)
TEL: 03-5573-2222
FAX:03-3589-1888
E-mail: housou_eigyo@digilab.co.jp